経営工学A第6回
もう梅雨入り?
本日の授業内容
1.在庫管理の基本
- 在庫量は入力(入庫:生産、仕入れ)と出力(出庫:出荷、販売)で決まる。
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- 入力 > 出力が続けば過剰在庫になり、入力 < 出力が続けば欠品が生じることがある。
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- いずれの状態にもならないように在庫を管理しなければならない。
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- 入庫には調達時間が必要であるため、在庫調整には需要予測が必要となる。適正な在庫量は、原材料や商品の調達時間によって変わる。
- 需要が見込めないものや品質が劣化するものは在庫を持たない。
2.過剰在庫(在庫を管理しないために起こる問題)
- 場所の占有
- 管理コスト
- 品質劣化、廃却コスト
- キャッシュフロー(現金収入)の悪化
- 製品のアップデートの妨げになる、マーケットの動向に対応するのが遅くなる
3.ABC分析
- 商品を販売量、売上、在庫量、在庫体積などの基準でグループに分けて管理する。
- すべての製品を均等に管理するのではない。
- 販売量や売上のうち大きな比率を占める品目を重点的に管理する。
- 販売量や売上のうち大きな比率を占める品目の数は一般にそんなに多くない。「20:80の法則」(20%の品目が販売量/売上の80%を占める)などということが経験的にはよく言われる。
4.課題5
- 与えられたデータ(品目と販売量のデータ)のABC分析を行え。
以上。