2008-06-06 経営統計学基礎A第8回 経営統計学基礎A 本日の授業内容1.2変数の相関を表す指標 2変数の相関を表す指標には、代表的なものとして、共分散と相関係数がある。 共分散は、2変数の偏差の積の平均として求められる。 相関係数は、共分散を2変数それぞれの標準偏差で割った量である。 正の相関 負の相関 無相関 共分散 正 負 ゼロ付近 相関係数 正(1以下) 負(−1以上) ゼロ付近 共分散は、単位のとり方(例えば、cmとインチ)で値が変わるが、相関係数は変わらない。相関係数は区間[-1,1](-1以上1以下)の値しかとらない。 異なる種類のペアの相関の強さを比較するには、相関係数が適している。例えば、都道府県の人口と小学校数の相関の強さと、都道府県の面積と小学校数の相関の強さを比較する場合は、共分散の大きさの比較は意味がない。 2.課題7 都道府県別人口(X)、小学校数(Y)に関してそれぞれ平均、分散、標準偏差を求めよ。さらに、人口と小学校数の間の共分散と相関係数を求めよ。 以上